カウンセリング

PMS(月経前症候群)を知ろう

皆さんは、PMS(月経前症候群)を知っていますか。PMSを知らなくとも、生理前になると、眠くなる、急に甘いものが食べたくなる、乳房が張って痛むなどの身体的な症状やイライラしてしまう、やる気が起きず憂うつであるなど精神的な症状に思い当たる方もいるのではないでしょうか。通常、生理の3日から10日前から身体的、精神的な不快症状が始まり、生理になると症状は弱まり、やがて消失します。症状の種類は人それぞれで200種類以上の不快な症状があると報告されています。

映画「夜明けのすべて」でも、PMSで苦しむ女性が描かれていましたが、御覧になった方はいますでしょうか。劇中の彼女は主に精神的な症状が強く、普段は温厚で気配りしすぎるくらいの女性なのですが、生理前になるとイライラが酷くなり、周囲の人に当たってしまうのです。PMSにより職場でもうまくいかず、転職することになってしまいます。彼女は医療機関で服薬治療もしているのですが、なかなか自分の体調との付き合い方が分からず、PMSになるたびに自信を失っていました。このように、人により症状も様々でありますが、重症な方は映画の彼女のように、PMSの症状だけではなく、生活に支障も出てしまうこともあるのです。PMSの原因ははっきりとはしていないのですが、「エストロゲン」「プロゲステロン」という2つのホルモンの急激な変化により生じると言われています。PMSを重症化する要因としては、「ストレス」「性格や考え方」「嗜好品」「免疫力の低下」などが挙げられています。「性格や考え方」とは真面目で律儀で完璧主義な人ほど症状が出やすいと言われています。また、PMSの症状を抱えながらも特に対処をしていない人が多い(ある調査によると60%以上)という報告もあります。毎月起こる不調、一人で抱え我慢するよりも対処法があるなら試してみるのも1つでしょう。

いくつか効果があると言われている対処法を挙げてみます。

〇バランスの良い食事を心掛ける

〇アルコール・塩分・カフェインの摂取を控える

〇軽い運動(有酸素運動)をする

〇禁煙につとめる(受動喫煙でも血流を悪くし、ホルモンのバランスを崩しやすい)

〇PMSダイアリーをつける(自分の体調を記録することで調整できるスケジュールもあるはずです)

 

日常でできる工夫もありますが、これでは症状も軽くならないこともあります。その時は、迷わず医療機関を受診してみてはいかがでしょうか。PMSについて相談できる、一人で抱えない、それが一番大切なことだと思います。映画の中の彼女も実は、同僚の男性がよき理解者となり、彼女の症状コントロールの手伝いをしてくれ、彼女も前向きに自分の生活、仕事、将来を考えることができるようになっていました。やはり、一人ではないという安心感もPMSの症状緩和につながるのでしょうね。

関連記事