心理学

睡眠でリズムを整えよう

ようやく朝晩は秋の気配が感じられるようになりましたが、元気に過ごせていますでしょうか?私は夏休みが終わったあと、休み前のリズムに戻すのに時間がかかって苦労しました。一番困ったのは睡眠についてです。夏休み中、ついつい夜更かしをしてしまい、遅くに寝て遅くに起きる生活を繰り返していました。すると、夜になってもなかなか寝付けなくなってしまったのです。また、睡眠が取れていないので体調やメンタルにも影響が出てしまっていました。今はリズムも徐々に戻り、回復してきています。今回のブログでは、睡眠の大切さについて考えてみたいと思います。

みなさんは毎日どのくらい睡眠をとっていますか?適切とされる睡眠時間は、人によって異なりますが、一般的には6.5時間~7時間くらいだそうです。睡眠不足の状態が慢性的に続き、心身に不調をきたしている状態を「睡眠負債」といいます。例えば、適切な睡眠時間が7時間の人が、毎日5時間しか眠れていない状態が続くと、月に60時間もの睡眠負債を抱えることになってしまいます。また睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。レム睡眠には、夢を見て記憶を整理したり、感情調整をする効果がありますが、睡眠が不足するとレム睡眠の時間も減るので認知や判断力が低下したり、ネガティブな感情も処理できず、メンタルにも影響が出るのだそうです。またホルモンも乱れるので、脂肪をため込みやすくなったり、生活習慣病のリスクも上がります。睡眠負債の状態は心にも身体に悪影響を及ぼすことが分かりますね。

では、睡眠負債を解消するためにはどうしたらよいのでしょうか。まずは自分にとっての適切な睡眠時間を把握することが大切なようです。1日の体内リズムを作るセロトニンというホルモンは朝に日の光を浴びると多く分泌されます。そのため、朝起きる時間を基準にして、睡眠時間が6.5時間になるように寝る時間を調整します。そこで日中の活動の様子を見ながら、睡眠時間を長くしたり短くしたりして調整していきます。うまく寝付けない場合には、布団やベッドが寝る場所だと条件付けすることも効果的。「眠くなってから布団やベッドに入り、30分経っても寝付けないようなら一旦出て、また眠くなったら入る」ということを繰り返すうちに条件付けされて、布団やベッドに入ると自然と眠くなってくるみたいですよ。もし眠れなかったときには、日中特に眠気が生じやすい13時~16時の間に15分程度の短い昼寝をすると良いそうです。よく眠れなかったときには私も試してみようと思います。

生活リズムを整えていくことが私のいまの目標です。睡眠をしっかりとって、健康で心穏やかに生活していきたいですね。

 

【参考URL】東洋大学 LINK@TOYO「放っておくと怖い「睡眠負債」。寝不足がもたらす心身への影響と対処法を大学教授に聞いた」

https://www.toyo.ac.jp/link-toyo/life/sleep_debt/

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