心理学

ストレスコーピング

先日、小学校で「ストレス」をテーマにお話をしてきました。最初に利き手ではないほうでカードを積み上げるゲームを行い、そこで感じたストレスや日常生活の中でどんなときにストレスを感じるか、ストレスを解消するためにしていることなどを話し合いました。日常生活でどんなときにストレスを感じるかについては、「自分のやりたいことをうまくこなすことができないとき」や「使いたいものが見つからないとき」「喧嘩をしているとき」などの意見が出ました。また、そのようなストレスを解消するときの方法として、「自分が好きなことや楽しいことをする」「深呼吸する」などの意見が出ていました。

 

ストレスのもととなっていることを「ストレッサー」と言います。そのようなストレッサーにうまく対処することを「コーピング」といいます。

 

コーピングには2つの種類があり、「問題焦点型コーピング」と「情動焦点型コーピング」に分けられます。「問題焦点型コーピング」とは、ストレッサー自体に働きかけて問題の解決を図ることです。例えば、うまくできないことに対して「できるまで何度も練習してできるようにする」などが挙げられますね。一方で「情動焦点型コーピング」とはストレッサーに直接働きかけるのではなく、それに対する考え方や感じ方を変えて問題の解決を図ることを指します。例えば、うまくできないことに対して「好きなことやできることをして、私はこんなことができる!できないこともある。と思うこと」「深呼吸をして落ち着くこと」などが挙げられるかと思います。時と場合によって使い分けることもあるかと思います。

 

私はストレスを感じると、好きなことを全力でやったり、カラオケで思いっきり歌ってストレス発散することがよくあります。こうして考えてみると、私は情動焦点型コーピングを多く行っているような気がします。ストレスを感じたときに自分はどちらの方法で対処することが多いのか、これを機に考えてみると新たな発見があるかもしれません。

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