雨が続くと、なんだかモヤモヤすることはありませんか。
空も灰色でジメジメ。なんとなく気分が落ち込んだり、やる気が出ない、元気が出ない、そんな気分になるのは、実は自然な心と体の反応といえます。
私たちの体内リズム(サーカディアンリズム)は、太陽の光と密接に関係しています。日照時間が短くなるとセロトニン(幸せホルモン)の分泌が減り、気分が落ち込みやすくなることがわかっています。これは「季節性情動障害」とも関連があるのかもしれません。季節性情動障害とは、ある季節にのみ体のだるさや疲れやすさ、気分の落ち込みが出るといった症状のこと。それが気分を落ち込ませる仕業と思われます。そんな梅雨の時期は、自分に優しくなることがとても大事ですね。
たとえば、ストレスコーピング(ストレスに対処する方法)を意識して、好きな音楽を聴いたり、ホッとできる飲み物を飲んだり、部屋を明るく模様替えして気分を変えるなど、自分なりの対処法を見つけられるといいですね。
誰でも気分に浮き沈みはあります。晴れの日ばかりではないように、気持ちにもリズムがありますよね。梅雨の季節は、自分の心の天気にも気付き、自分を大切にしてみましょう。