心理学

芸術鑑賞

梅雨が明けて、最近は厳しい暑さが続いていますね。夏がいよいよ始まったんだなという感じがしています。夏というと私の中に「ひまわり」が思い浮かびました。そういえば、私の家にはひまわりの絵画が飾ってあります。それを見るとなんだか心が落ち着きます。どうして心が落ち着くのだろうと疑問に思い、少し調べてみました。

渡邊・島谷(2004)の研究では、印象が良く好みの絵画を鑑賞することでリラックスした気分が高まり、それによって生じた気持ちを言語などで表現することでさらに高まるという調査結果が出ていました。また、土中(2021)の研究では絵画鑑賞をすることがイメージを広げる効果を持っていることも示唆されていました。絵画鑑賞には自分の中のイメージを広げて、気持ちをリラックスさせる効果があるのかもしれません。

日本の夏は湿度も高く、ジメジメとしていてイライラすることもあるかと思います。そんなときはぜひ、好きな音楽や絵画などの芸術鑑賞を楽しんでみてくださいね。

【参考文献】

・土中幸宏(2021):「絵画鑑賞のイメージ喚起力に関する心理学的考察」、徳島文理大学研究紀要、第102号、pp.67-76、令和3年9月

・渡邊彩、島谷まき子(2004):「絵画鑑賞による心理的効果ー気分の変化を指標としてー」、昭和女子大学生活心理研究所紀要、昭和女子大学生活心理研究所[編]7、pp.39-47、2004

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