心理学

先延ばしグセはどうして?

明日はテストなのに、スマホで動画を観ちゃう。課題をしないといけないのに、なかなか手が動かない・・・。そんな経験が誰でも一度はあるのではないでしょうか?

やる気があるのに何故かできない。このことを先延ばし=プロクラステイネーションといいます。カナダの心理学者ティム・ピチェル博士の研究によると、先延ばしの原因は自分の意思が弱いからではなく、「やるべきことに向き合うストレス、つまりネガティブな感情から逃れようとしていること」にあると言われています。やるべきことに「めんどう」「不安」「退屈」「自信がない」などの感情が結びつくと、それを避けるために“目の前の快”に逃げてしまうのです。では、どうすればこのクセを変えられるのでしょうか?

ポイントとしては、「感情」と「小さな行動」です。先延ばしにしてしまったことを落ち込むより、行動を少し変えてみることが効果的です。まず5分だけやってみる、タイマーを使って集中する、終わった後のご褒美を用意するなど工夫してみましょう。大切なことは、「自分なんて・・」と自分を責めるのではなく、少しでも動ける自分を評価すること!5分でも取りかかれたら、一歩前進できたこと!そんな自分を褒めてあげましょう。

関連記事