心理学

心と食べ物の関係

寒い日が続くと、お鍋やスープなどの温かい物が恋しくなりますよね。ただ、同じものばかりを食べていると栄養が偏りがちになってしまいます。体は食べ物から作られているため、食べる物によって体の状態が変わるといっても過言ではありません。それと同じように、脳も食べる物によって影響を受けてしまいます。心のバランスを保つのに大事な物質であるセロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどは主に脳内で作られるので、脳に必要な栄養素が不足すると、心のバランスも崩れやすくなると考えられています。

 

1.たんぱく質が不足すると…

セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどは、たんぱく質から作られます。お肉などの動物性たんぱく質や大豆などの植物性たんぱく質を摂らず、おにぎりやパン、麺などの炭水化物ばかりを食べてしまうと大事な神経伝達物質の材料が不足してしまいます。

 

2.ビタミンB群が不足すると…

たんぱく質を脳の栄養や神経伝達物質の材料にするためには、ビタミンB群が不可欠です。植物性たんぱく質や精製食品ばかり食べていると、ビタミンB群が不足しがちになります。

 

3.鉄分が不足すると…

鉄は酸素を運ぶヘモグロビンの材料。不足すれば貧血になってしまい、脳に十分な酸素を運べなくなることで、脳の機能低下を招く原因の一つになります。肉や魚の赤身に含まれるヘム鉄の補給が特に大事です。

 

4.食物繊維が不足すると…

セロトニンなどの神経伝達物質は、脳だけでなく腸でも作られると言われています。そのため、腸が活発に働くことが大切になりますが、食物繊維が不足すると腸の働きが悪くなり、脳にも影響が出てしまいます。

 

意識しすぎてしまうと楽しく食事をすることができなくなってしまい、ストレスに繋がることもあるため、ほどほどに意識することが大切です。

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