カウンセリング

不安なことにラベリング

新年度が始まって、もうすぐ1ヶ月が経とうとしていますね。私は、職場での人間関係にも少しずつ慣れてきて、楽しいと同時に、疲れと「今年度もしっかりお仕事やっていけるかな」という不安が渦巻いています。

不安な気持ちになったとき、皆さんはどうしていますか?どうして不安なのかを考えてみたり、カラオケや漫画やゲームなど好きなことをしてみたり、あるいはお部屋でのんびり過ごしてみたり…。いろんな対処法があると思います。様々な対処法を知っておくことで、安心して過ごすことができます。今回はその1つ「ラベリング」をご紹介します。

不安は目に見えないものです。分からない、理解できないものがあると、人は不安や恐怖を感じます。死ぬことや、幽霊・オバケが怖いのと似ていますね。でも、何なのかが分かると少し、恐怖が減ると思います。たとえば、よく分からない飲み物を渡されると「何の飲み物なの?」「飲んで大丈夫なの?」と不安になりますが、「お水」ということが分かると安心して飲むことができます。そこで、不安なことにも名前をつけて分析してしまいましょう。名前をつけることを「ラベリング」と言います。

まずは不安なことに名前をつけます。名前はなんでもいいです。クスっと笑えるような名前だと効果的です。今回は「ふわっち」にします。次に「ふわっち」を分析します。「ふわっち」はどんな見た目でしょうか?どんなときに現れますか?弱点は?仲良くなるためには?こんな風に考えていきます。これを頭の中でイメージしたり、紙に書くのもおすすめです。そして、周りの人に伝えて共有しておくと良いです。不安が出てきたらすかさず「ふわっちだ!」と周りの人にも伝えてみましょう。弱点をついてみたり、仲良くなるために考えたことをするのもいいですね。

皆さんも不安なことがあったときは、ラベリングをして、それについて分析してみてくださいね。

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