心理学

整理整頓して新年を迎える準備をしよう!

早いもので今年も残すところ1ヶ月を切ってしまいました。今、街中はイルミネーションで輝き、クリスマスへの気持ちが高まる時期でしょう。そしてクリスマスを終えれば、もう年末モードです。バタバタして慌ただしいですが、身の回りの整理整頓をして新しい年を迎えたいものですね。でも、掃除や整理整頓に不向きな人もいるのではないでしょうか。

実は、「掃除が苦手」「整理整頓が苦手」という人の中には、「実行機能」や「ワーキングメモリ」がうまく働いていない可能性が考えられます。「実行機能」とは、目標に向け、計画を立て、思考や行動を制御していく司令塔のような役割を担うと考えられます。「ワーキングメモリ」とは、情報を一時的に保持しながら操作する記憶のことといえます。掃除や整理整頓をしようとするには、どこから始めると効率的か優先順位を考え、計画的に進める必要がありますが、「実行機能」がうまく働かないと計画的に進めること自体難しくなってしまうでしょう。また、「ワーキングメモリ」がうまく働かないと、どこに何をしまったか、または、掃除の手順さえ忘れてしまい、何するんだっけ?とただただ時間だけが過ぎてしまうことになりかねません。

そんな掃除や整理整頓苦手さんには、ちょっとした工夫が必要なのかもしれませんね。いくつかご紹介します。

・「掃除や片付けはスモールステップで」

 「部屋全体を!」となると工程が多すぎてしまうでしょう。まずは、「机の上」「ベッド周り」など限られた場所から始めてみましょう

・「掃除の手順の見える化」

なんとなくスタートするのではなく、あらかじめ、手順を決めて書いておきます。もし、1人で考えるのが難しい場合は、誰かと一緒に考えてみましょう

・「アプリを使い、掃除の日、時間を決める」

「おそうじログ」というアプリは、掃除専用のリマインダーアプリです。ついつい先延ばしを防止するにもよいでしょう

 

最後に、「ご褒美」を準備しておくことも大切です。何事もモチベーションをあげるには、自分を労り、褒めること、頑張った自分に「ご褒美」が必要です。

今年こそ、すっきりして新年を迎えたいという方、ぜひ楽しみながらお試しください。

関連記事