立春は冬が終わり春の訪れを示す二十四節気の一つです。暦の上では、立春から春になります。旧暦の1月1日のため、毎年日にちがずれますが、2025年は2月3日だそうです。まだまだ寒い日が続きますが、昼間の時間が少しづつ長くなり春を告げる草花も咲き始めます。
立春の前日は節分です。昔は、年や季節の変わり目に鬼がやってきて、病気や災害など人の力ではどうにもならない悪いことを引き起こすと考えられていました。鬼に悪いことをされないように、霊力が宿るとされた大豆をまき始めました。豆は魔(ま)を滅(め)することに通じるので、鬼が集まって来やすい節分に豆をまいて鬼を追い払い、無病息災を願うのが習わしです。まく豆は炒り豆が基本です。まいた豆から芽が出ると縁起が悪いからだと言われています。
立春から三寒四温で季節が変わっていきますが、寒暖差が大きく気温の変化に対応するため交感神経の働きが優位になり(緊張状態)疲れが溜まりやすいため体調を崩すことが多いかもしれません。花粉症に悩まれる方も多いことでしょう。
体調不良をを改善するには、生活のリズムを整え、自律神経の働きを整えることが大事です。基本は生活のリズムを整えること、食事・睡眠・適度な運動です。特に体を動かす適度な運動は、自律神経を整えるセロトニンの分泌を促します。
春は生活が大きく変化することも多いので、自分自身をよく観察して自分を大事に過ごしていきましょう。