カウンセリング

令和4年 相談室だよりNo.3を発行しました

東京教育カウンセリング研究所では、東京文理学院の生徒に向けて『相談室だよりあおぞら』を発行しています。今回のテーマは夏休みに向けて「夏休みも生活リズムを保とう!」です。

【相談室だよりあおぞら No.3】

いよいよ夏休みが始まります。夏休みは普段と違って生活リズムが乱れがちです。学校に行くために早く寝たり、早く起きたりする必要はないかもしれませんが、なるべく生活リズムを一定に保てるようにしましょう。

夏休みも生活リズムを保とう!

物理学の世界では、動いているものを動かし続ける力(動摩擦係数)よりも、止まっているものを動かそうとする力(静止摩擦係数)の方が大きくなります。人間の生活も一緒で、急な変化についていくには大きな負担が伴います。休みの期間中に生活リズムが乱れ、昼夜逆転になってしまったら、休み明けに朝型の生活に戻すのがとても大変になります。生活のリズムを保つよう心がけましょう。

「幸福ホルモン・セロトニンを知っていますか?」

脳科学的にも、朝きちんと起きる生活の重要性が明らかになっています。朝起きて、太陽の日を浴びることによって、私たちの心の安定に大切な「セロトニン」という脳内ホルモンの分泌が促されます。セロトニンは脳の中で不安や恐怖を和らげ、穏やかな気持ちで過ごせるようにする役割を果たしています。朝起きたらすぐにカーテンを開けるなどして太陽の光を浴びることを心がけましょう。

部屋の照明では明るさが足りないので夜型生活ではセロトニンが十分に作れません。セロトニンが不足すると疲れやすい、イライラする、やる気が出ないなどネガティブな気持ちになりやすくなってしまいます。

夏休みは普段とは違う新たな経験を積む絶好の機会です。部活合宿や夏期講習に参加して部活や勉強に励むもよし、友達や家族と過ごす時間を多くとるもよし、あるいは読みたかった本を読むなど趣味の時間を充実させてみてもいいかもしれませんね。朝型の生活リズムを保ち、充実した夏休みを過ごしましょう!

インドア派という人は、外に出て日光を浴びる時間を意識的に作りましょう。ハードな運動は必要ないので、朝か夕方の涼しい時間帯に20~30分程度、散歩の時間を設けてみてはいかがですか。図書館に行って課題をしたり勉強したりしてみても良いかもしれませんね。

 

 

 

 

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