5月も終わってしまいますが、連休中に4年ぶりに田舎に帰りました。
家の周りを散歩しながら、しみじみと「静かだな」と感じました。風もなく穏やかな日だったので、カッコウなどの鳥の声しか聞こえないのです。車もあまり通らず、道を歩く人とも出会わず、ましてや子どもの声もしない。実家に小学生2人はいましたが、外の野山で遊ぶことは殆どないのです。近所に同年代の子どもがいないことや、あまりにも人気がないので防犯的に不安があることもあり外に出さないことと、家の敷地が広大なので家で遊べるなどの理由があります。30年ほど前までは、畑や田んぼで作業している大人がいたので、何気なく子どもの安全を見守っていた、というのが田舎でのんびり安全にのびのびと子ども達が育っていた背景でした。なので、悪さをしたら近所の大人に叱られ、良いことをしたら近所の大人にも褒められるという体験をしながら社会のルールを地域で学んでいました。
環境はずいぶん変わり、少子高齢化は都市部以上に深刻ですが、地方の大人たちも子どもが安心してのびのび育って行けるように地域で工夫しています。
たまに実家に帰ると、山は気持ちがいいなと思うのです。来年は桜の季節に帰りたいなと思っています。
写真の遠くの山は、小学校の時の遠足で行った山です。学校まで片道2キロ、山までは5~6キロあったと思います。ちなみに、最寄り駅の郡山駅までは20キロです。