不登校児童生徒や引きこもりの方の特徴の1つとして、自己主張が上手く出来ずにストレスをため込んでしまいがちであることが挙げられます。親切で優しい反面、自分よりも他人を優先。自分の気持ちを犠牲にして対人関係を成立させようとする傾向があります。
日本には相手の気持ちを察するという文化があり、不登校児童生徒や引きこもりの方以外でも自分の意見を述べること自体に引け目を感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、相手が察してくれるのを待っていても自分の気持ちは正確には伝わらず、誤解の原因となり場合によっては自分が望まないことを押し付けられてしまうことも。
お互いを理解し円滑にコミュニケーションを図るには、自己表現が必要不可欠になってきますよね。それでも自分の意見や考えを伝えるのは、やっぱり苦手だという言う人は自分の気持ちをシェア(共有)することから始めてみてはいかがですか。「○○だと思った」など、シンプルな言葉でかまわないので、その時自分が感じたことを素直に表現し、パートナーや友人など信用できる人と自分の気持ちを積極的に共有してみましょう。共感的な会話は、自己表現を促しコミュニケーションの全般的な改善にもつながると思います。
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