心理学

柔(じゅう)よく剛(ごう)を制す

みなさんは「強い人」と聞くと、どんな人を思い浮かべますか?スポーツで勝つ人だったり、勉強ができる人だったり、はっきり意見を言える人だったり・・・。色々思い浮かべるでしょう。「強さ」は大事ですよね。

でも強いだけではうまくいかないことがあります。たとえば、友達と意見がぶつかったとき、「自分が正しい!」と押し切るだけでは、相手の心は離れてしまうかもしれません。ここで私が好きなことわざを紹介します。「柔よく剛を制す」・・・意味は、「やわらかいものが、つよいものを制する」という意味です。たとえば、柔道の考え方にも通じています。力任せではなく、相手の力をうまく受け流して勝つということです。

心理学でも同じように、柔らかい心やしなやかさを持つ人は、ストレスやトラブルに強いといわれています。これを「レジリエンス(回復力)」といいます。心がやわらかい人は、ショックを受けても立ち直る力があるのです。強くあろうとしすぎるほど、心が折れやすいことがあります。人間関係でも防衛するより受け入れる事のほうが大切なのではないでしょうか。

自分の弱さや相手の考えを受け入れられる人こそ、本当に強いのです。怒りや悔しさをグッとこらえるのも、「柔らかさ」だと思いませんか?「勝つ」よりも「わかり合う」ことを選べる人は、心がしなやかだなと感じます。「柔よく剛を制す」は、ただのことわざではなく、心のもちかたでもあります。勉強でも部活でも、人間関係でも、やわらかく受け止める力を持っている人は、長い目で見て本当に強い人なのではないでしょうか。無理に強くならなくても良いです。困った時は、「どうしたらやわらかく考えられるかな?」と、自分に問いかけてみてください。そうすることで、少しずつ本当の意味で強くなれるかもしれませんね。

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