日常生活の中で、私たちは色々な決断をしなければならないと思います。進路や仕事や生活場面など、決めることが多すぎて迷うこともあるのではないでしょうか。大事な決断ほど、プレッシャーを感じ、失敗したら嫌だなと思うこともあります。どうすれば良い決断を下すことができるのでしょうか。
決断にはいくつかの心理学的要因も影響しています。例えば「バイアス」という思考の偏りがあります。バイアスにはいくつかあるのですがここでは「確証バイアス」を取り上げてみたいと思います。「確証バイアス」とは、自分にとって都合のいい事実だけに注目し、それ以外の情報は軽視しようとする傾向のことです。
このバイアスが強く働くと、偏った判断をしてしまうことがあるため、注意が必要です。では効果的な決断を行うためにはどうすれば良いのでしょうか。まず情報を集めて丁寧に分析することが重要と考えられます。この時に先ほどお話しした“バイアス”にとらわれないように、客観的な視点から情報を確認すると良いでしょう。また、いくつかの選択肢をメモにし、それぞれのメリットとデメリットを比較するのも良いかもしれませんね。視覚的に整理することで頭の中も整理することができます。
そしてもう一つ、焦って決断するのではなく、じっくり考えて決めることもポイントです。時間を置くことで気持ちも落ち着き、冷静な判断ができるのではないでしょうか。何かを決める時、こうした“バイアス”に気をつけて自分の納得できる決断を下すと、より良い選択ができると思われます。日常生活や大きな人生の分岐点では、これらのアプローチを取り入れてみてはどうでしょうか。