紫陽花がきれいに色づく季節になってきましたね。
新年度が始まって早2ヶ月。周囲の人間関係に慣れてきた方もいるでしょうか。
第一印象はあんまり良くなかったけれども、話してみるうちにだんだんと「この人いい人かも!」「話が合うなぁ」なんてこともあったのではないでしょうか(その逆もあるかもしれません…)。
何かを評価するときに、目立った特徴に引っ張られて本来とは異なった評価をしてしまう現象を「ハロー効果」と言います。ハロー効果には、良い特徴に引きずられて全体を高く評価する「ポジティブ・ハロー」と、悪い特徴に引きずられて全体を低く評価する「ネガティブ・ハロー」があります。簡単に言うと、思い込みです。
最近ではSNSの普及などによって、顔を合わせなくてもコミュニケーションが取れるようになってきました。顔を合わせない分、コミュニケーションは取りやすくなりますが、相手の印象に対する手がかりも少なくなるため、思い込みが起きやすくなるでしょう。
かといって、なんでもかんでも疑心暗鬼になるのはあまりおすすめしません。ここで大切なのは、対面する相手でも、SNS上での相手でも、接していく中でその相手がどんな人物なのかをじっくり時間をかけて確認していくことです。その中でもし、引っ掛かることがあったら、自分が話しやすい人に相談してみるのも良いでしょう。人間関係に焦りは禁物。多くの時間を共に過ごすことで新たに見えてくる一面もあるかもしれません。