?東京教育カウンセリング研究所では、東京文理学院の生徒に向けて定期的に『相談室だよりあおぞら』を発行しています。
本日発行したNo.9は、「今年を振り返ってみよう」がテーマです。
【相談室だよりあおぞら No.9】
学校での一年が終わろうとしています。今年度を振り返り『長かった』と感じている人もいれば、『あっという間だった』と感じている人もいるかと思います。不思議なもので、同じ学校で同じ時を過ごしていたとしても今年一年間の感じ方はそれぞれに異なりますよね。そこで一区切りがついた今、この一年を振り返ってみましょう。
今年を振り返ってみよう
更なる成長を遂げる上で、今の自分の立ち位置を正しく知ることはとても大切です。もし自分が今どこにいるのかが分からなければ、行きたい所があったとしてもたどり着けませんよね。それは目標を達成する上でも同じことがいえます。自分の長所や得意なこと、そして苦手なことを知っていればこそ目標達成への道のりが明確になり、次の目標も立てやすくなります。
【振り返り方のコツとポイント】
? 今年一年の目標は何でしたか？
1年生は高校入学時に、2年生は進級時に、それぞれに目標を立てましたよね。そこでまずは自分が立てた目標を思い起こしてみましょう。
? 『良かった点』と『改善点』は何でしょうか？
目標と照らし合わせて『自分が良かった／頑張ったと思える点』と『改善点／もう少し頑張れた点』を挙げてみて下さい。そして、目標にしていたこと以外についても『良かった点』や『改善点』があれば続けて挙げていきましょう。特に『自分が良かった／頑張ったと思える点』を認めることはとても大切です。改善点ばかりに捉われずに、頑張ったことや良かった点を自ら積極的に挙げて自分自身をしっかりと評価しましょう。
?評価のポイント
・取り組む姿勢
テストの点数だけではなく頑張って取り組んだ姿勢も結果と同様に大切です。継続的な努力は結果だけでなく人間的な成長にも繋がります！
・自分の良いところ
『体育祭を頑張った』、『気が進まなかったけれど、実際に林間教室に行ってみたらすごく楽しかった』など、あなたの性格（真面目・親切など）や特性（やれば出来るなど）が良い方向で現れた出来事は多いはずです。あなたの良い面が現れたエピソードを思い起こし、自分の良いところを再確認してみましょう。
?改善点についてのポイント
・改善点は課題として前向きに捉えよう！
苦手なことであっても正しく、そして前向きに問題点を認識すればこそ改善も出来ます。
4月からはまた学校での新たな一年が始まります。今一度自分の強みや長所を再確認する意味でも今年一年を振り返ってみましょう。きっとあなたが課題を克服し目標を達成する上での大きな助けとなるはずです。
もし一人で振り返りの作業をするのが難しければ、カウンセラーがお手伝いをして一緒に考えることもできます。新たな一年に向けて有意義な春休みを過ごしましょう！
