上野公園に設置された「上野トイレミュージアム」は動物たちが描かれた居心地のよいトイレで、心休まる私の居場所となっています。
個室の扉を開けると、 そこには一頭の野生動物が描かれています。タイルからは消化のかたちが、手すりからは動物の食物が感じられ、流水音からは動物たちの息遣いが伝わってきます。
このトイレは東京芸術大学生と東京都の協働で制作されました。流水音の代わりに動物の鳴き声や生息地域の環境音が流れるのも魅力的ですね。
私たちが日常生活を送る上で受けるストレスや重圧などといった負の感情から開放されるための「居場所」は誰にでも、どこにいてもあるものだと思います。
友人や両親、恋人やペットなどと過ごすことがリラックスできると多くの人が感じているのではないでしょうか。
心の居場所となるのは、楽な気持ちでいられる人や場所のことなんですね。
居場所を見つけたとしても、思う様にいかないことに突き当り、「自分はダメな人間」だと感じて自己肯定感が低くなってしまうこともあるでしょう。
私たちは失敗もするし、挫折も経験します。そういう自分を丸ごと受け入れてくれる場所があると安心できますね。
困ったときはひとりで頑張らずに信頼できる人に頼ることやカウンセリングを利用することをおすすめします。