学校でも家族の中でも、誰かがボケて、みんなが笑うということってありませんか?何気なく言った一言が場を和ませたり、その場の緊張をほぐしたり、そんな瞬間に「ユーモアっていいな」と感じるでしょう。
ユーモアは、ただ面白いだけではなく、人と人との心を近づけてくれる大切なコミュニケーションだなと感じます。例えば、ピリピリした場面での一言が空気を緩めたり、ケンカの後に笑いが戻ることで仲直りのきっかけになったりもすると思います。ユーモアには「ここにいていいよ」、「もう気にしてないよ」という、暗黙の安心感が込められているのではないでしょうか。「でもユーモアって、どうやって身につけるの?」と思いますよね。ここでいくつかできそうなものをお伝えします。
・自分をちょっとだけネタにする
→「昨日、10分だけ勉強しようと思ったら、5分で寝落ちした(笑)」など、自分の失敗を明るく話すと共感を呼びやすくなります。自虐すぎないのがコツ!
・オチを作るより”ズレ”を楽しむ
→「勉強しないと将来困るよ」・・・「スマホを家に忘れるくらいね(笑)」のように、真面目な話の中にちょっとした笑える”ズレ”を入れてみると面白くなります。
・相手を笑わせるより、一緒に笑う
→「笑わせなきゃ!」と思うと空回りしがちになります。大事なのは、相手と一緒に場を楽しむ姿勢です。
気をつけなければならないのが、「笑い」が誰かを傷つけてしまう時。人をからかうような笑いは、積み重なると人間関係に悪影響を与えることになります。逆に、自分の失敗を笑いに変える事は、相手に安心感を与える効果もあります。
相手の気持ちを考えながら、場を和ませたり、ちょっと空気を緩めたり。ユーモアは、人とコミュニケーションをとることの一つの手段になるでしょう。お互いに笑い合える関係は、心の距離を縮められるかもしれません。ユーモアのスキルを身につけてみませんか。