2023年になり、新しい年をどう過ごそうかと考えてみました。
私は田舎育ちのためか、山や川や畑など自然を感じる場所に身を置くと落ち着きます。田舎育ちだから?と思っていましたが、細胞レベルで理由がありました。
森林浴をすることで、ストレスホルモンと言われるコルチゾールが減少したり、病気と闘うナチュラルキラー細胞が増加するとの効果が報告されているそうです。
人混みに疲れてしまったり、苦しくなってしまったりと日常生活の中にもストレスは多く、かといってそこから距離を置くことも難しいこともあります。でも、我慢しすぎは身体も心も固くなってしまいます。自然が沢山あるところに身を置くことはできない場合も多いですが、身近なところで自然を探してみましょう。
近所の公園、神社、お寺、通勤通学路等で緑をみつける。川や海を眺めたり空を見上げる。観葉植物、花、球根、ハーブ等の植物を育ててみる。
深呼吸をして、身体をほぐして、自分自身を労わりましょう。自分自身の身体そのものが自然の一部であることを思うと、力が抜けるような気がしませんか?
そうすると、今年も過ごせそうな気持ちになりそうです。
ファームセラピーはこういう気持ちや感覚を、自然の中で取り戻していく作業かもしれません。冬は、春に向けての準備の季節。変化はそれ程ないかもしれませんが、冬の寒さの中雑草のロゼットもみられます(ロゼットは、春に成長する前の地面に張り付いている状態のものです)。冬の畑の観察は、なかなかおもしろいのです。
定期的に、土や植物とふれあうことで、身体と心が安定しリズムが生まれます。多分それは植物の成長と共に見られる自然のサイクルを感じることだと思います。デジタルの時代だからこそ、自然の生き物としての人間のアナログな部分を自分自身で確認するために、自然の中で過ごすことが必要とされているのかもしれません。