カウンセリング

自分とは何か

私は先日、『君たちはどう生きるか』という映画を観ました。この作品は2023年夏頃に公開されたスタジオジブリ作品です。当時は、公開前も公開後も一切情報を明かしておらず、話題となりましたね。私も事前情報なく観たのですが、自分が主人公だったらどうしていただろうかと考えたり、自分が思春期だった頃を振り返ったりすることができた作品でした。私は思春期の頃、高校受験で希望の高校に入れず初めての挫折を経験しました。勉強もやる気が起きず、対人関係でもものすごく悩んでいました。その悩みを当時のスクールカウンセラーに聞いてもらったことがきっかけでカウンセラーになろうと決意。「思春期の頃があったから今の私がある」と思うくらい、私の人生において重要な時期でした。

さて、思春期は第二次成長が始まる10歳前後から一般的には18歳頃までと言われていますが、個人差があるので20代後半くらいまで続く人もいます。ここでは心も身体も大きく成長する時期。そのため、気持ちが不安定になる人も多いです。心理学者のエリック・エリクソンによると、12、13歳~20歳くらいまでの「青年期」は「モラトリアム」と呼ばれ、「自分とは何か」を模索しながら自立に向けて少しずつ自己(アイデンティティ)を確立していく時期とされています。

この時期で大切なこととしては、アイデンティティの確立には個人差があるので、焦らず自分のペースで模索することだと思います。小さな成功体験を積み重ねたり、いろんなことに挑戦してみたりして価値観を広げておくのもおすすめです。悩んだときに安心して相談できる場所を見つけておくのもいいかもしれませんね。周囲の大人は、お子さんの小さな変化に注目して声掛けができると良いと思います。挫折や失敗したときには、その悲しさや悔しさにまずはじっくりと浸ってみて、時には周囲のサポートも受けながら、少しずつ自分のペースを取り戻していけると良いですね。

東京教育カウンセリング研究所では、来室相談や電話相談、訪問カウンセリング、自然豊かな農園で身体を動かしながら心身の健康回復を図るファームセラピーなども行なっていて、「自分とは何か」という悩みや、思春期のお子さんのサポート方法についても一緒に考えることができます。ぜひ利用してみてくださいね。

関連記事