先日、「特別な支援が必要な子どもたち」にどのような進路のプランが立てられるか、ということを話題にしました(https://kyouiku.or.jp/720/ )。
私が今回外部で研修を行うのは、児童期から高校卒業あたりまでの支援についてが中心なのですが、調べていると他にもさまざまな支援があることに気づきます。
特別支援教育だけでなく、わが子に障害があったときに受けられる経済的な支援(手当や貸付)、支援医療の給付、税金や公共料金の控除・免除、親亡きあとの生活の支援など…。
教育領域のカウンセラーではなかなか接することがなく初めて知る制度も多いです。そして、そこにはそれぞれ相談機関があり、専門家が対応にあたっています。
一人では不安が多い子育てにも、それを支える支援体制がたくさんあり、それらを上手に利用していくことで親も子も安心した未来を築きやすくなるのだということを改めて感じました。
心配なことがあればまず相談。学校のカウンセラーはその第一歩として選択されることも多いと思います。
「今」の支援ももちろん大切ですが、その子、その人の将来まで見据えた話し合いや情報提供ができるよう、私自身も学んでいこうと思います。
調べ作業の中で、情報がまとまっていて参考になった書籍をご紹介しておきます。
社会福祉法人 和枝福祉会監修(2021)障害のある子が受けられる支援のすべて ナツメ社