カウンセリング

最近のゲーム事情

これまで何度かゲーム依存について取り上げてきました。

ゲームやSNSへの依存について相談を受けることもあるので、そのための専門的な知識を学ぶ機会はできるだけもうけてきました。

しかしながら、実際にそのゲームで遊ぶ機会はほとんどありませんでした。

今回、偶然人気のゲーム機種の抽選に当たり、子どもたちに人気のゲームで遊ぶ機会が生まれました。今までゲーム依存と自分にはそれなりに距離があるものだと思っていましたが、実際に遊んでみると…。

これが本当によく出来ていて、面白くてハマってしまう自分がいました。傍目には単純作業の繰り返しのように見えるかもしれませんが、ストーリーがあり、凝った演出があり、良い映画を見たときのような感動もありました。しかも、ゲームですから自分もそこに参加しているのです。人気があるのも、人によっては依存状態になってしまうのも、よく理解できました。実際わたしも、続きが気になって仕事から帰宅すると即ゲームという日もありました。

もちろん、「最近のゲームは面白い」という話だけをしたいのではありません。実際のゲームの内容に理解が深まることで、細かい話題を共有できて子どもたちとの相談場面での関係を作りやすくなったり、「あの場面で切り上げて宿題に取り掛かるのは難しいね」とか、「こういう遊び方なら家でのルールを守りやすくなるね」といった内容に即した相談を展開しやすくなったのです。

外からの知識だけでなく、子どもたちと同じものを体験することで見えてくるものがあるのだと改めて実感しました。

ゲーム依存への対応について、または家でのゲームへのルールづくりについて、悩む方は多いかと思います。ゲームで遊ぶためには時間もお金もかかるので簡単ではありませんが、機会があれば自身でそれを体験してみるのも、子どもへの関わりにとても参考になると思います。

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