日々のこと・その他

体感温度

梅雨が明け、青空がまぶしい季節がやってきました。
暑さをしのぐための対策として丸の内エリアでは「ドライ型ミスト」が9月5日まで設置されています。街路樹間に給水ホースとミストヘッドが設置されたワイヤーを渡し自動でミストが噴射されます。水は丸の内の地下100メートル以上から汲み上げる井戸水を飲料水の基準までろ過したうえで活用されています。昨年の実証実験では2度から3度、体感温度が低下したそうです。温暖化していく都会のオアシスとなっているようですね。
私たちが夏に「暑い」と感じるのは気温だけでなく湿度や風速に影響を受けます。この「体感温度」は同じ環境下にいても気温以外の要素によって「暑い」と感じたり「心地よい」と感じたりします。「蒸し暑い」という言葉があるように気圧も環境に影響し、気圧が低い程体感温度は低くなります。日本のように四季のある国では同じ25度という気温でも夏は心地よく、冬は暖かく感じるのかもしれません。
高齢者は一般的に体温調節機能が低下しており、年齢や性差による身体的要素の違いも体感温度に影響するようです。
陽射しや照り返しなど熱放射のある屋外とエアコンの効いた屋内では体感温度は大きく異なるので、外出するときは冷却シートや冷却スプレー、着脱しやすい服、水分補給などを用意することを忘れないようにしたいですね。
コロナが収束しない中、エアコンが効いた屋内でこの夏を乗り切るのも一つの方法ですが、たまには街に出てミストシャワーの中を散歩して、心地よい夏を感じてみてはいかがでしょうか。

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