忙しい日々を過ごす中、何もせずぼーっとする時間はどれほど取れているのだろうか?とふと思いました。何もせずとは、スマホ等からも離れていると言うことです。
私自身もスマホに依存的な生活をしていると自覚しますが、「暇だな」と思う時にスマホ所持前は本を読んだり音楽を聴いたり散歩をしたりしており、ぼーっとしながら頭と身体を休めていたような気がします。ところが最近は、「暇だな」と思うとスマホを手にしてぼんやり画像やニュースを見ています。気が付くと時間が過ぎていて、尚且つ「自分で考えたり工夫するということ」が減っているように感じます。文字や画像の情報は目で追っているはずなのに、印象や記憶にあまり残っていないことも感じます。ぼーっとしているようでしていない、時間泥棒と仲良しになっているのかもしれません。
連休中に久しぶりに水族館へ行きました。生き物や自然は好きな分野なので、展示されている水生生物や展示方法がおもしろく時を忘れて見入ってしまいました。中でも、クラゲの展示には異空間に入り込んだような不思議な気持ちになり、ベンチに腰掛けただただ眺めることができました。クラゲに会うため、この空間で過ごすために年間パスポートを購入しても良いかもしれないと思うほどでした。
私自身は、意識しないと「ぼーっと」することが出来なくなっているようだとクラゲを眺めながら思い至りました。
ぼーっとすることは軽い瞑想状態とも言えます。「マインドフルネス」とも言えるでしょう。頭に浮かんだことを手放しながら今を感じながら過ごします。短時間でも行えた時は、スッキリしたりリセットした感じがします。
スマホはとても便利な物ですが、意識して電源を切り、景色を眺めたりネコを愛でたり「ぼーっと」する時間を作ることが自身の心の健康には必要だなと感じた5月のある日でした。